スカイマーク 最終的な損益12億円の赤字 利用者の大幅減少で

スカイマーク 最終的な損益12億円の赤字 利用者の大幅減少で
航空会社のスカイマークは、新型コロナウイルスの感染拡大で利用客が大幅に減少したため、ことし3月までの1年間の決算で最終的な損益が12億円の赤字となり、4年ぶりに赤字に転落しました。
スカイマークが発表した、ことし3月までの1年間の決算は、売り上げは903億円で前の年と比べて21億円増えましたが、最終的な損益は、前の年の91億円の黒字から12億円の赤字となりました。

これは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で国内線の利用者が大幅に減ったためで1年間の決算が最終赤字となるのは、4年ぶりです。

スカイマークでは、感染拡大の影響で国内線で一時、8割以上の便を運休や減便としていましたが、今月19日に都道府県をまたぐ移動の自粛が全国で緩和されて以降、段階的に運航本数を回復させ、7月前半は減便の割合は、3割程度となります。

一方でスカイマークは、さらに感染影響が広がった場合に備えてあらかじめ、手元の資金を確保しておくため、これまでに金融機関から300億円の借り入れを行っています。