APEC 来年の会議はすべてオンライン開催 新型コロナウイルス

APEC 来年の会議はすべてオンライン開催 新型コロナウイルス
APEC=アジア太平洋経済協力会議の来年の議長国、ニュージーランドは、一連の会議をすべてオンラインで開催すると発表しました。世界各地で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、感染状況がはっきりしてから対応を決めるのは、現実的ではないと判断したとしています。
来年のAPECの議長国、ニュージーランドは30日、来年11月にオークランドで予定していた首脳会合をはじめ、加盟国の首脳や閣僚などが集まって開くことにしていた一連の会議をすべてオンラインで開催すると発表しました。

その理由についてニュージーランド政府は、世界各地で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、数か月後に感染状況がはっきりしてから対応を決めることは、安全を確保する上で現実的ではないと判断したと説明しています。

これについて、アーダーン首相は記者会見で、「現時点では、対面の会議が可能かどうかわからず、不確実性が高すぎる」として、オンラインでの開催に理解を求めました。

一方、APECのことしの議長国、マレーシアも、今後、ほとんどの会合をオンラインで開く予定ですが、11月の首脳会合については状況を見極めて対応を決めることにしています。