看護師など感染の医療機関 4人に1人が差別的言動受ける 熊本

看護師など感染の医療機関 4人に1人が差別的言動受ける 熊本
看護師などに新型コロナウイルスの感染が確認された熊本市の医療機関で、すべての職員を対象にアンケートを行ったところ、4人に1人が差別的な扱いを受けていたことがわかりました。
4月から5月に看護師と臨床検査技師合わせて4人の感染が確認された熊本市中央区の「熊本地域医療センター」は今月、全職員446人にアンケートを行い414人が回答しました。

その結果、109人が「何らかの風評被害を受けた」と回答し、4人に1人が差別的な発言や扱いを受けていたことがわかりました。

具体的には「マンションで『あなたとはエレベーターに乗らない』と言われる」「スーパーで知り合いから明らかに避けられた」というものがありました。

また「保育園から登園自粛を依頼された」「配偶者が職場で距離を離されていた」など、影響は家族にも及んでいました。

杉田裕樹院長は「理解が不足すると差別や風評被害といった過剰な反応が起きると思います。センターが感染対策に最大限努力をしていることも知ってほしい」としています。