世界文化遺産 今年度は国内候補選定せず 文化庁 新型コロナ

世界文化遺産 今年度は国内候補選定せず 文化庁 新型コロナ
世界文化遺産の国内の推薦候補について、文化庁は新型コロナウイルスの影響で今年度は選定を見送る方針を決めました。
新型コロナウイルスの影響で、ことしは中国で開催予定だった世界遺産委員会の開催が延期となりました。

これにより、世界文化遺産の国内の推薦候補の選定についても、審議時間や準備期間が確保される見通しが立たなくなったことなどから、文化庁は今年度の選定を見送る方針を決めました。

世界文化遺産の国内の推薦候補は今年度、新潟県の「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」が有力な候補となっていました。

文化庁は「今後の世界遺産委員会の動向を注視しつつ、来年度以降の候補の選定に向けて取り組んでいきたい」としています。