東京ディズニーランド 再開前に感染防止策公開 千葉 浦安

東京ディズニーランド 再開前に感染防止策公開 千葉 浦安
東京ディズニーランドと東京ディズニーシーが1日、再開されるのを前に、感染防止策を徹底するための取り組みが29日、報道陣に公開されました。
千葉県浦安市の東京ディズニーランドと東京ディズニーシーは1日、およそ4か月ぶりに営業を再開します。

29日は、ふだん働いているスタッフが客役となって、感染防止の取り組みが報道陣に公開されました。
まず、入り口には検温所が設けられ、体温が37度5分以上ある場合は入場できません。

当面はオンラインによる事前予約制で、入園者数は再開前の半分以下に制限しますが、密にならないよう入園時間は1日3回に分け、間隔を空けて待つようスタッフが呼びかけます。

また、キャラクターとの握手などの触れ合いも取りやめるほか、これまで多数のダンサーが参加して行っていたパレードやショーも休止します。

その代わりに、人気のキャラクターが1台の山車に乗って、手を振りながら園内を回る新たなプログラムを作りました。

沿道には目印となるシールが貼られ、観客は距離を保って見ることになります。
さらにアトラクションでは、座席は前後一列ごとに間隔を空けて乗車してもらうほか、安全バーや手すり、自動販売機など、手で触れる場所は、頻度を増やして消毒などを徹底します。

気持ちよくマナーを守ってもらえるように、テーブルなどの一部が利用できないことを知らせる表示は、「禁止」などのことばを使わずに、優しい言い回しで注意を促す工夫をしたということです。

運営会社のオリエンタルランドの久保哲也パークサービス運営部長は「スタッフはマスクをしている分、より笑顔で、気持ちを出して接することが必要です。ソーシャルディスタンスの確保は難しいですが、再開のためにいろいろなトレーニングやテストを繰り返してきました。これまでとは明らかに違う環境になりますが、今後、おもてなしの新たな形を作っていきたい」と話していました。