株価 500円超値下がり 新型コロナ影響長期化への懸念で

株価 500円超値下がり 新型コロナ影響長期化への懸念で
29日の東京株式市場は、新型コロナウイルスの感染者が国内外で増加し経済活動への影響が長期化することへの懸念から、日経平均株価が500円以上値下がりしました。
日経平均株価、29日の終値は、先週末の終値より517円4銭安い、2万1995円4銭。

東証株価指数=トピックスは28.15下がって、1549.22。

1日の出来高は12億4962万株でした。

新型コロナウイルスをめぐっては、アメリカで1日当たりの感染者数が連日、最多を更新しているほか、日本でも東京都内で28日に60人の感染が確認され、再開した経済活動への影響が出るのではないかという懸念が強まっています。

このため幅広い銘柄に売り注文が出て、日経平均株価は2週間ぶりに2万2000円を下回りました。

市場関係者は「感染拡大の第2波への警戒感から終始売り注文が目立つ展開だった。今週、株価の値動きに影響を及ぼす重要な経済統計が相次いで発表されることも、いったん利益を確定させる売り注文が広がる要因となった」と話しています。