河井夫妻選挙違反事件 参院選後にリスト更新 総額3000万円超か

河井夫妻選挙違反事件 参院選後にリスト更新 総額3000万円超か
河井克行前法務大臣と、妻の案里参議院議員が逮捕された選挙違反事件で、現金の配布先や金額が記載されたとみられるリストが、去年の参議院選挙の後に更新されていた疑いがあることが関係者への取材で新たに分かりました。更新後のリストに記載されていた総額は3000万円を超えていて、検察当局は、河井夫妻が実際に配った買収資金の総額は、逮捕容疑となった2570万円を上回る可能性があるとみて、実態解明を進めているものとみられます。
前の法務大臣の河井克行容疑者(57)と、妻で参議院議員の案里容疑者(46)は、去年7月の参議院選挙をめぐって地元議員らに票の取りまとめを依頼し、現金を配ったとして、公職選挙法違反の買収の疑いで逮捕され、検察当局は合わせて94人に約2570万円を配った疑いがあるとみて、捜査を進めています。

この事件では、現金の配布先とみられる地元議員や後援会幹部など100人以上の名前や金額が記載されたリストが、議員会館の事務所にある河井前大臣のパソコンで管理されていたことが分かっていますが、このリストのデータが、去年の参議院選挙の後に更新されていた疑いがあることが関係者への取材で新たに分かりました。

更新後のリストに記載されていた総額は3000万円を超えていて、河井前大臣が実際に配った実績がリストに反映されている疑いがあるということです。

検察当局は、河井夫妻が実際に配った買収資金の総額は、逮捕容疑となった約2570万円を上回る可能性があるとみて、実態解明を進めているものとみられます。

関係者によりますと、河井前大臣と案里議員はいずれも「現金の提供は票の取りまとめを依頼する趣旨ではない」などと容疑を否認しているということです。