ポルトガル 首都圏の一部で来月から不要不急の外出禁止 コロナ

ポルトガル 首都圏の一部で来月から不要不急の外出禁止 コロナ
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ポルトガル政府は、新型コロナウイルスの感染が広がっているとして、リスボンとその近郊を含む首都圏の一部の地区について、来月から不要不急の外出を禁止すると発表しました。
ポルトガルのコスタ首相は25日、記者会見し、リスボン首都圏の一部の地区について、新型コロナウイルスの感染が広がっているとして、来月1日から住民の外出を制限することを明らかにしました。

これらの地区では、食料品や医薬品の買い出し、通勤などを除く不要不急の外出や5人を超える人の集まりが禁止され、従わない場合は最大で500ユーロの罰金も科せられます。

ポルトガル政府は、3月半ばから続けてきた外出制限などの措置を先月初めから段階的に緩和しています。

しかし、国内の新たな感染者の半数以上が首都圏で確認される状況が続いたため、政府は今月23日から首都圏のレストランでの午後8時以降の酒の提供などを禁止していて、今回は地区を限定してさらに厳しい措置を導入した形です。

ヨーロッパでは、制限の緩和が進む一方で、ドイツ西部の食肉処理工場で従業員1500人以上が感染し、工場の周辺地域で映画館やプールが閉鎖されるなど、新たな感染者の増加に警戒を強めています。