バドミントン日本代表強化合宿中止 選手半数以上参加見送りで

バドミントン日本代表強化合宿中止 選手半数以上参加見送りで
日本バドミントン協会は来月1日から予定していた日本代表の強化合宿について、対象となった選手の半数以上が新型コロナウイルスへの感染などを懸念して参加を見送る意向を示したため、合宿の中止を決めました。
日本バドミントン協会は新型コロナウイルスの影響でことし3月以降日本代表の活動を自粛していましたが、緊急事態宣言の解除を受け感染予防のガイドラインを作成し、来月1日から富山県と秋田県で男女別に行う強化合宿で活動を再開する予定でした。

しかし、対象となった男女合わせて25人の選手に参加の意思を確認したところ、半数以上の選手が合宿地への移動などで、みずからが感染するおそれや、滞在先で感染を広める可能性があるなどとして参加を見送る意向を伝えてきたということです。

このため、協会は合宿の中止を決め、25日発表しました。

代表の活動の再開をめぐって協会は感染予防のためにほかの競技の選手も集まる都内のナショナルトレーニングセンターを避けて会場を地方に変更するなど対策を講じてきましたが、選手や所属先の理解を得られませんでした。

日本協会は8月にも合宿を開催したい考えでしたが、現時点では白紙としていて、9月から再開される予定の国際大会に向けた強化策の練り直しが迫られることになります。