アピールの機会を プロ野球目指す高校生対象 合同練習会開催へ

アピールの機会を プロ野球目指す高校生対象 合同練習会開催へ
夏の甲子園など、高校野球の大会の中止が相次ぐ中、プロ野球を目指す高校生がスカウトにアピールする機会を確保するため、合同練習会が開催されることになりました。
ことしは新型コロナウイルスの影響で、春と夏の甲子園がいずれも中止になるなど、例年より高校野球の公式戦が少なくなっていて、プロ野球を目指す選手からは、10月26日に行われるドラフト会議に向けて「アピールの場が減った」などと不安の声が上がっていました。

こうした状況を踏まえてNPB=日本野球機構と日本高野連が、プロ野球を目指す高校生を対象にした合同練習会を行うことになり、25日に開かれた日本学生野球協会の理事会で承認されました。

日本学生野球協会によりますと、対象になるのは、ことし8月1日から21日までにプロ志望届を提出した高校生の中で、合同練習会への参加を希望する選手だということです。

8月29日と30日、9月5日と6日、9月12日と13日という、いずれも週末の2日間の3つの日程を確保していて、参加を希望する人数に応じて2回か3回、開催することにしています。

合同練習会を行う会場や開催の方式などについては、NPBと高野連で今後協議し、来月20日ごろに要項を発表することにしています。