大リーグ フィリーズが選手5人の感染を発表 大リーグ選手で初

大リーグ フィリーズが選手5人の感染を発表 大リーグ選手で初
大リーグのフィリーズは、選手5人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
アメリカのメディアは、大リーグの選手で初めての感染確認と伝えています。
フィリーズはシーズン開幕に備えて、フロリダ州クリアウォーターにあるキャンプ施設を自主トレーニングを行う選手たちに開放していましたが19日、施設を使っていた選手5人が検査の結果、新型コロナウイルスに感染したことがわかったと発表しました。

球団は、選手の名前を公表していませんが、アメリカのメディアは大リーグ契約の選手で初めての感染と伝えています。

また、施設のスタッフ3人も感染が確認されたということですが、5人の選手を含めて8人は、いずれも入院はしていないということです。

フィリーズによりますと、このほかにも大リーグとマイナーリーグの合わせて20人の選手やスタッフ12人が検査を受け、結果を待っているということです。

フィリーズのキャンプ施設があるフロリダ州では、これまでに8万9000人余りが新型コロナウイルスに感染し、経済活動は再開されたものの、18日にはおよそ3800人の感染が確認されるなど感染者は増加しています。

大リーグでは、感染拡大の影響で3月下旬の開幕が延期され、現在、大リーグ機構と選手会が感染予防の対策を含めたシーズンの計画案を協議している段階で、選手への感染が初めて確認されたことがシーズン開幕の議論に影響を及ぼすかどうか注目されます。