国連総会 次期議長にトルコの元外交官を選出

国連総会 次期議長にトルコの元外交官を選出
新型コロナウイルス対策で、次の国連総会の議長を決める選挙が人数を限定して初めて行われ、トルコの元外交官が選出されました。次の国連総会では首脳演説も事前に収録する方向で調整が進んでいます。
ニューヨークの国連本部では、ことし9月に開会する第75期国連総会の議長を決める選挙が事実上の信任投票で行われ、トルコの元外交官ウォルカン・ボズキル氏が賛成多数で選出されました。

ことしは、新型コロナウイルス対策で、議場内に配置された各国の座席に座れる人数を1人に限定し、投票もおよそ2メートルの間隔をとって行う措置をとりました。また、選出後に行われる恒例の次期議長の演説や記者会見も取りやめとなりました。

国連本部では職員の在宅勤務が来月の月末まで延長され、それ以降も会議の参加人数が厳しく制限される予定で、9月の国連総会に合わせて行われる各国の首脳演説も事前に収録する方向で調整が進んでいます。

一方、この日は安全保障理事会の非常任理事国の選挙も行われ、アジアからは来年1月から2年間の任期でインドが選ばれました。