プロ野球“延長は10回で打ち切り”コロナ感染防止で特例適用へ

プロ野球“延長は10回で打ち切り”コロナ感染防止で特例適用へ
NPB=日本野球機構とプロ野球の12球団は、19日に開幕するシーズンに向け、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための特例を設けることを決めました。
これは17日、オンラインで開かれたプロ野球の臨時の実行委員会で承認されました。それによりますと、新型コロナウイルスに感染した疑いがある時や、発熱をはじめとする体調不良の症状が出た場合、特例を適用できるとしています。

この特例では選手の人数と同じ選手への適用回数の制限を設けないほか、該当の選手が1軍の出場選手登録を抹消された場合、通常の10日間を待たずに再び登録が可能などとしています。

また、該当の選手のFAフリーエージェントの権利取得の取り扱いについては、登録が抹消された日を起算日として、体調が回復しチームの練習に合流する日までの期間を加算するとするなど、新型コロナウイルスの影響を受けた場合には配慮するとしています。

さらに、選手の負担を軽減するため延長は10回で打ち切り、出場選手登録は29人から31人に、ベンチに入ることができる選手は25人から26人にそれぞれ増えることになりました。

外国人選手についても4人から5人に増えますが、ベンチ入りできるのは4人で変わりません。特例を使って「ピッチャー4人と野手1人」「ピッチャー1人と野手4人」とした場合、その球団が5人を登録するかぎりは、この組み合わせから変更できないとしています。

このほか、試合数が143試合から120試合に減ることに伴って、ピッチャーの最高勝率のタイトルについては例年の13勝以上から10勝以上に変更されました。