テニス全米オープン 8月末から無観客で実施へ

テニス全米オープン 8月末から無観客で実施へ
新型コロナウイルスの影響で開催が危ぶまれていたテニスの四大大会の一つ全米オープンが、ことし8月末から無観客で実施されることになりました。
これは、大会が開かれるニューヨーク州のクオモ知事が16日の会見で明らかにしました。

ニューヨーク州では、新型コロナウイルスに感染して亡くなった人が2万4000人を超えていますが現在は段階的に経済活動が再開されています。

こうした中、クオモ知事は16日の会見で、全米オープンが8月31日から9月13日にかけて実施されることを明らかにし「大会は無観客での開催だが、テレビで見ることができる。主催者は厳重な感染予防策を実行する」と述べました。

開催計画を提出していた全米テニス協会は「この困難な状況のなかで、世界的なスポーツイベントを開くには重大な責任が伴うことを認識している。最も安全な方法でリスクを軽減しながら実施する」という声明を発表しました。

詳しい開催計画は17日に明らかにされます。

全米オープンは、おととし、大坂なおみ選手が女子シングルスで優勝し、日本選手で初めて、四大大会制覇を果たした大会です。

四大大会では1月から2月にかけて全豪オープンが行われたあと、5月の全仏オープンが9月に延期され、6月のウィンブルドン選手権は中止が決まっています。