東京五輪・パラの簡素化 競技団体は「できるかぎり協力」

東京五輪・パラの簡素化 競技団体は「できるかぎり協力」
来年に延期された東京オリンピック・パラリンピックを追加経費の削減などのため簡素化することについて、大会組織委員会は16日、国内の競技団体に説明し、競技団体からは早めの情報共有があればできるかぎり協力していく考えが示されました。
東京大会の組織委員会が16日にオンラインで開いた会議には、国内にあるオリンピックとパラリンピックの合わせて56の競技団体が参加しました。

この中で、東京大会が追加経費の削減や新型コロナウイルス対策のため、参加者を減らすなどして簡素な大会を目指すことについて、組織委員会の森会長が「これまでとは全く異なる安全安心、かつシンプルな大会にすることがあるべき像だ」と述べて理解を求めました。

このあとオリンピックの競技団体からは「競技団体に影響があるような話については早めの情報共有があればできるかぎり協力していく」とか「今後世界大会に選手が参加した場合のウイルス対策を共有していきたい」といった意見が出されました。

パラリンピックの競技団体からは、競技運営のガイドラインの作成に苦心していることから、関係機関が連携して知見の共有化をできないかという提案も出されたということです。