新型コロナウイルスの影響で失業した人や就職活動中の学生を支援するため、政府は関係府省の副大臣による会議を発足させ、ＩＴや流通など求人が増えている業種への就業を後押しする取り組みなどを進めることにしています。

新型コロナウイルスの感染拡大で失業者が増えていることや、学生の就職活動にも影響が出ていることを受けて、政府は16日、内閣府や厚生労働省、経済産業省など関係府省の副大臣による会議を発足させることにしています。

会議ではすでに各地で行われている就労支援なども参考に、求人が増えている業種への就業を後押しする取り組みを進めるほか、経済団体などに長期的な視野に立った新卒採用を行うよう呼びかけることなどを検討する予定です。

西村経済再生担当大臣は「好事例を横に展開するなど行動の加速に重点を置きたい。厳しい業種がある一方、ＩＴやスーパー、物流関係など求人が増えている業種もあり、うまくマッチングしていく具体的な取り組みを進めていきたい」と話しています。