日本山岳・スポーツクライミング協会は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期していた、3月に行われる予定だったスポーツクライミングの国内大会を、ことし8月に盛岡市で観客を入れずに開催することを発表しました。

日本山岳・スポーツクライミング協会は、ことし3月上旬に埼玉県で「リードジャパンカップ」を開催する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で開催を延期していました。

協会は、この大会をことし8月9日から11日まで、盛岡市に会場を変更して開催することを12日に発表しました。

大会は感染防止のため観客を入れずに行われ、選手や競技の進行の具体的な感染防止策は今後、検討することにしています。

また、国内の有力選手が多く出場することが見込まれ、地元出身の伊藤ふたば選手も出場する予定です。

岩手県は、これまで新型コロナウイルスの感染者が確認されておらず、協会の関係者は「大会の開催を受け入れてくれた地元の自治体に感謝したい」と話しています。