サッカーJリーグ 感染防止ガイドラインを発表 新型コロナ

サッカーJリーグ 感染防止ガイドラインを発表 新型コロナ
サッカーJリーグは今月末からの公式戦の段階的な再開に向けて新型コロナウイルスの感染防止のためのガイドラインを発表し、リーグ主導による全クラブを対象にしたPCR検査の実施や試合会場を3つのゾーンに分けて動線の管理を行うことなど細かいルールが盛り込まれました。
Jリーグはウイルスの感染拡大で中断していた公式戦のうち、今月27日にJ2の再開とJ3の開幕、来月4日にJ1の再開を控えています。

公表されたガイドラインにはJリーグが新たな感染源となるリスクを抑えることなどを目的にリーグ主導による全クラブを対象にしたPCR検査を行うことが盛り込まれました。

検査は、今月半ばからシーズンが終了する12月まで2週間に1度行い、陰性と判定されることを試合登録の条件にするとした一方、社会全体の検査需給がひっ迫したと判断される場合は、中止するとしています。

また、試合の開催にあたっては、接触を減らすため会場を3つのゾーンに分けて動線の管理を行うほか、すべての部屋に消毒液を置き、ドアノブに触れる頻度を下げるためにドアはできるだけ開けたままにするなど細かいルールが設けられています。

さらに政府の方針を踏まえて限定的に観客を入れることになる来月10日以降の試合については2つの段階に分け、当初は、販売する座席の間隔を半径1メートル以上開けるとともに、アウェーの席を設けないとしています。

そして、感染の状況を見ながら制限を緩和し、座席の間隔を1席程度に縮め、アウェーの席も人数の基準をつくったうえで設けるなどとしています。

スタジアムでの販売も最初はアルコール類を除く飲料のみとし、その後、食べ物やグッズの販売も認めていくとしています。

このほかチームの移動や宿泊では、バスを使う際はマスクを着用したうえで移動が2時間以上になる場合は複数台に分乗し、選手間の距離を1.5メートルから2メートルあけるとしています。

宿泊についても、施設やフロア単位での貸し切りを検討するほか食事会場をチーム専用とすること、さらに原則1人部屋とし部屋の往来は禁止するとしています。