新型コロナ対策の2次補正予算案 衆議院予算委 賛成多数で可決

新型コロナ対策の2次補正予算案 衆議院予算委 賛成多数で可決
新型コロナウイルス対策の第2次補正予算案は、衆議院予算委員会で採決が行われ、賛成多数で可決されました。このあと衆議院本会議でも可決され、参議院に送られる見通しです。
今年度の第2次補正予算案は、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、事業者の賃料の負担軽減や雇用調整助成金の拡充などが盛り込まれ、追加の歳出は一般会計の総額で31兆9114億円と、補正予算としては過去最大となっています。

衆議院予算委員会では、9日に続いて、10日も、安倍総理大臣とすべての閣僚が出席して質疑が行われたあと、第2次補正予算案の採決が行われ、自民・公明両党のほか、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会などの賛成多数で可決されました。

一方、立憲民主党など野党側は、あらかじめ使いみちを決めていない予備費が10兆円と多額にのぼるのは問題だなどとして、1兆5000億円にまで圧縮し、持続化給付金の積み増しなどに振り分ける組み替え動議を提出しましたが、否決されました。

このあと、第2次補正予算案は、衆議院本会議でも可決され、参議院に送られる見通しです。