ユーロ圏の1月から3月までの域内総生産は-3.6%

ユーロ圏の1月から3月までの域内総生産は-3.6%
ドイツやフランスなどユーロ圏のことし1月から3月までのGDP=域内総生産は、改定値がマイナス3.6%となりました。
EU=ヨーロッパ連合の統計局は9日、ユーロ圏のことし1月から3月までのGDPについて最新の統計の結果を反映させた改定値を発表し、前の3か月に比べた実質の伸び率が3.6%の減少となりました。

速報段階のマイナス3.8%からは上方修正となりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で落ち込みが過去最大だったことに変わりはありません。

国別ではフランスとイタリアがマイナス5.3%、スペインがマイナス5.2%、ドイツがマイナス2.2%、でした。

ユーロ圏では各国の間で経済活動を再開する動きが広がっていますが、4月から今月までの次の四半期にはGDPの伸び率のマイナスがさらに大きくなると見込まれていて、世界銀行は8日、ユーロ圏のことし1年を通じたGDPがマイナス9.1%になるという厳しい予測を公表しています。