予備費を1兆5000億円に圧縮 野党3党が第2次補正予算組み替え案

予備費を1兆5000億円に圧縮 野党3党が第2次補正予算組み替え案
第2次補正予算案について、立憲民主党など野党3党は、あらかじめ使いみちを決めていない予備費が10兆円と多額に上るのは問題だなどとして、1兆5000億円にまで圧縮し、持続化給付金の積み増しなどに振り分ける組み替えの案をまとめました。
新型コロナウイルスの対策の第2次補正予算案について、立憲民主党、国民民主党、社民党の野党3党は、雇用や生活を守るには不十分なうえ、予備費が多額に上るのは問題だなどとして、組み替えの案をまとめました。

組み替え案では、10兆円の予備費を1兆5000億円にまで圧縮し、8兆5000億円を別の事業に振り分けるとしています。

具体的には、持続化給付金を2兆7000億円積み増すほか、地方創生臨時交付金も2兆円増額するとしています。

また、生活が困窮している学生の授業料の半額免除や給付金の支給に1兆2000億円を、経営が悪化している医療機関への給付金に5000億円を充てるなどとしています。

野党3党は、予算案の審議状況を踏まえ、組み替え動議の提出を判断することにしています。