持続化給付金 平均16日余で支給 フリーランス協会調査

持続化給付金 平均16日余で支給 フリーランス協会調査
新型コロナウイルスの感染拡大で売り上げが大幅に減少した中小企業などに最大200万円を支給する「持続化給付金」について、申請から支給までの日数が平均で16日余りとなっていることがフリーランスでつくる団体の調査で分かりました。
個人事業主などでつくるフリーランス協会が持続化給付金について今月5日にインターネット上でアンケート調査を行ったところ、回答があった219人のうち、85%がすでに給付金を受け取っていました。

申請から支給までにかかった日数は平均で16.5日でした。

早い場合では4日で支給された一方、最も遅い場合では1か月を超えていたということです。

政府は、申請から支給までの目安を2週間としていますが、アンケートでは「予想より早く振り込まれた」という声がある一方、「書類に不備があるという連絡までおよそ3週間かかった」とか「申請後、何の通知もない」という指摘も寄せられているということです。

アンケート結果について、フリーランス協会の平田麻莉代表理事は「制度そのものは評価され、支給もスピーディだと思う。ただ、申請に不備があった際のフォローが足りず不安を感じている人もいて、システムや運用には課題も見られる」と話していました。

支給の状況は

経済産業省によりますと、持続化給付金は今月5日までに170万件余りの申請があったのに対し、このうちすでに3分の2相当する115万件、合わせて1兆5200億円が支給されたということです。

ただし、初日の先月1日に申請した事業者の4%にあたるおよそ7000件は、1か月以上たっても支給されていないということで、中小企業や個人事業主などから迅速な対応を求める声が強まっています。