「手塚治虫記念館」リニューアルオープン 兵庫 宝塚

「手塚治虫記念館」リニューアルオープン 兵庫 宝塚
新型コロナウイルスの影響でリニューアル後の開館を見送ってきた兵庫県宝塚市の「手塚治虫記念館」が予定から2か月半遅れてオープンしました。
記念館は宝塚市でおよそ20年間過ごした漫画家の手塚治虫さんの作品や資料を展示する施設として、平成6年にオープンし、ことし2月からリニューアル工事が行われていました。

3月20日に開館する予定でしたが新型コロナウイルスの影響でおよそ2か月半遅れの8日、新しい展示を加えてオープンしました。

このうち「まねっこロボット」という展示では、訪れた人がモニターの前に立つと鉄腕アトムなどのキャラクターが現れ、鏡に映したように動きをまねします。

また、アニメーション作りを体験するコーナーは背景も動かしてよりリアルなアニメが作れるようになっています。

記念館では感染防止のため、当分の間、手塚さんの作品を読むことができるコーナーを閉鎖するほか、一度に入場できる人を制限することにしています。

手塚治虫記念館の河合晋一館長は「やっとオープンできて、うれしく思っています。手塚先生の作品の根底にある生命の尊さと、自然愛のテーマがより分かるようにしたので、体感しにきてほしい」と話していました。