東京 新たに13人感染確認 うち11人が20代から30代 新型コロナ

東京 新たに13人感染確認 うち11人が20代から30代 新型コロナ
東京都は8日、都内で新たに13人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都内で1日の感染の確認が20人を下回るのは2日連続です。
東京都は8日、都内で新たに20代から50代の男女合わせて13人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。

このうち、20代から30代までが合わせて11人で、全体のおよそ85%を占めています。

13人のうち、7人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、このうち2人が集団感染が発生した小金井市の武蔵野中央病院の医療従事者だということです。

残りの6人は、今のところ感染経路がわかっていないということです。

都によりますと、13人のうち3人は、夜の繁華街に関連している人で、
▽ホストクラブに勤める20代の男性と、
▽接客を伴う店に客として訪れた20代の女性、
それに、
▽カラオケのあるバーに客として訪れた30代の男性だということです。

都内で1日の感染の確認が20人を下回るのは2日連続です。

これで都内で感染が確認された人は、合わせて5396人になりました。

一方、8日は、都内で死亡が確認された人の発表はありませんでした。

都の指標 状況は

東京都は感染の状況などについて、指標を設定したうえで毎日、モニタリングし、休業要請の段階的な緩和や再び要請を行うかどうかの目安としています。

このうち緩和の段階を進める場合、新たな感染の確認は1週間の平均で1日当たり20人未満、新たに確認された人のうち感染経路が不明の人の割合が1週間の平均で50%未満、感染確認の週単位の増加比率が前の週より低くなるかなどを目安として、医療体制なども考慮して総合的に判断するとしています。

東京都が8日公表した指標は新たな感染確認が1日当たり21.0人、感染経路が不明の人の割合が46.3%でした。

また、週単位の増加比率は1.63で前の週より増えたことを示しています。

小池知事「安心できる地域や店が必要」

8日都内で感染が確認された13人のうち3人が夜の繁華街に関連していることについて、東京都の小池知事は「陽性者を出すとお店が成り立たなくなるということから、非常に熱心に取り組んでいるお店の方々もおられる。そういった方々を励まし、また、できるだけ検査なども受けていただきたい。安心できる地域やお店が必要だ」と述べました。