新型コロナ 国勢調査に影響も 回収期限延長など検討

新型コロナ 国勢調査に影響も 回収期限延長など検討
ことし10月に予定されている国勢調査について、総務省は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、調査員が十分に確保できないことも想定し、調査票の回収期限などの延長を検討しています。
日本の人口などを把握するために5年に1度、全国一斉に行われる国勢調査は、ことし10月に予定されています。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、70万人の調査員を確保できるかどうかが課題となっています。

このため、総務省は、10月1日時点としている調査の時期はずらせないものの、調査員が十分に確保できないことも想定し、調査票の回収期限を1か月程度延長することを検討しています。

また、回収された調査票の内容を自治体が確認する期間についても、最長で2か月の延長を検討しています。

延長された場合には、来年2月を予定している調査結果の公表時期が、3か月程度遅れる可能性もあるということです。

総務省は、調査員の確保を進めるとともに、インターネットでの回答を積極的に呼びかけていくことにしています。