東京都 災害時の新型コロナ感染拡大防止 多くの避難先確保へ

東京都 災害時の新型コロナ感染拡大防止 多くの避難先確保へ
東京都は、災害時の避難所で新型コロナウイルスの感染の拡大を防ぐため、ホテルや大型商業施設なども活用して、より多くの避難先を確保し、密集を避けることなどを、区市町村に求めています。
東京都は、新型コロナウイルスの感染の拡大を防ぐため、大規模な地震や風水害が起きた時に住民が避難する避難所の指針を作成し、区市町村に通知しました。

この中で都は、密集を避けるため、小中学校では体育館のほかに教室なども使用することや、ホテルや旅館のほか、大型商業施設の駐車場なども活用して、より多くの避難先を確保するよう求めています。

また、せきや発熱などの症状がある人には専用のスペースを設け、ほかの避難者と建物や階を分ける工夫をしたり、トイレや手洗いまでの動線も重ならないよう検討することを求めています。

このほか、安全な場所に住んでいる人は自宅にとどまったり、親戚や知人の家に事前に避難する方法もあることなどを、住民に周知するよう求めています。

東京都は「避難所で感染を拡大させない取り組みが大切だ。作成した指針を参考にできる備えをしてほしい」と話しています。