新型コロナ感染の巨人2選手 陰性確認しだいチーム合流へ

新型コロナ感染の巨人2選手 陰性確認しだいチーム合流へ
プロ野球 巨人の坂本勇人選手と大城卓三選手が新型コロナウイルスに感染したことについて、球団は、2人が感染後しばらくしてできる抗体を持っていることなどから、今後、陰性が確認できしだい、チームに合流させる方針です。
坂本選手と大城選手は、球団が先月末に行った、新型コロナウイルスに感染したことがあるかを調べる検査で、感染後しばらくしてできる抗体が確認され、その後のPCR検査で「陽性」と判定されました。

球団によりますと、2人は3月下旬以降、体調に問題はなく、検査から2週間前までの日常の行動を確認したところ、特に問題はなかったということです。

また、プロ野球などが新型コロナウイルスの対応策を協議する「対策連絡会議」の専門家チームの賀来満夫座長は、「抗体検査でIgG抗体が確認されていることから、2人の選手とも感染から回復して、かなりの時間がたったと思われる。他人に感染させるリスクは高くないと推察される」とする見解を示しています。

都内の病院に入院した2人は、4日以降、PCR検査を連日受け、球団では陰性が確認できしだい、チームに合流させる方針です。

また球団では、2人と一定時間、会話をしたり接触したりした26人に加え、それ以外の1軍の選手や首脳陣なども全員、4日午前中までにPCR検査を受けさせるということです。

そして、感染した人がいないことを確認したうえで、今後の練習試合も予定どおり行うとしています。