飛まつ防止用シートに火が 総務省消防庁が設置の注意点

飛まつ防止用シートに火が 総務省消防庁が設置の注意点
k10012456931_202006040719_202006040720.mp4
新型コロナウイルス対策で、店舗のレジなどで導入が進む、飛まつ防止用のシート。

このシートに火が燃え移り、火災が発生したことを受けて、総務省消防庁は、火の元となるようなものから距離をとるなど、設置する際の注意点をまとめ、全国の消防機関に通知しました。
ことし4月、大阪府内のショッピングセンターでは、客の男性が購入しようとしたライターを試しに点火したところ、レジカウンターに設置された飛まつ防止用のシートに燃え移りました。

火はシート全体に燃え広がりましたが、ほかの物に燃え移ることはなく、客や店員にけがもありませんでした。

これを受けて総務省消防庁は、シートでの火災を防ぐため、設置にあたっての注意点をまとめ、各都道府県の消防機関などに通知しました。

▽レジ付近の調理器具のほか、白熱電球など火の元となるようなものから一定の距離をとること、
▽仮に火災になった場合に備え、スプリンクラーによる散水や自動火災報知設備の感知の妨げにならない位置に設置すること、
▽必要に応じて燃えにくい素材のシートを使うこと、
などが必要だとしています。

総務省消防庁は、シートの設置方法で迷うことがあれば、各地の消防署に相談してほしいとしています。