株主総会 新型コロナ影響で7月以降に開催ずれ込む企業も

株主総会 新型コロナ影響で7月以降に開催ずれ込む企業も
例年6月に開催のピークを迎える企業の株主総会について、ことしは新型コロナウイルスの影響で決算の集計が進まず、開催が7月以降にずれ込む企業が今のところ20社以上に上っていることが分かりました。
東京証券取引所(東証)は3日、3月期決算の企業の株主総会の開催日をまとめ、公表しました。

それによりますと、最も多いのが6月26日で、全体の32%にあたる747社、次いで6月25日の503社となり、6月下旬に集中しています。

一方、去年は7月以降に開く企業はありませんでしたが、ことしは20社に上ったほか、31社は開催時期が未定としています。

これについて東証は、新型コロナウイルスの影響で決算の集計作業などに時間がかかり、例年どおりの日程で株主総会を開けない企業が増えたためとみています。

ことしの株主総会をめぐっては、経団連が感染の防止に向けて、来場者を少なく抑えて開催するよう検討を呼びかけているほか、企業側も、開催時間を短くしたり、議案に対する賛否をオンラインで表明できるよう準備したりしていて、ことしは株主総会の光景が大きく変わることになりそうです。