コロナ消毒 次亜塩素酸水の噴霧器 小中学校へ設置やめる 鳥取

コロナ消毒 次亜塩素酸水の噴霧器 小中学校へ設置やめる 鳥取
k10012456371_202006031814_202006031816.mp4
新型コロナウイルスの消毒目的で利用が広がっている「次亜塩素酸水」について、現時点では有効性は確認されていないとする検証の中間結果が先週、公表されたことを受けて、鳥取県米子市は小中学校で予定していた次亜塩素酸水の噴霧器の設置を取りやめることにしました。
NITE=製品評価技術基盤機構はアルコール消毒液に代わる新型コロナウイルスの消毒目的で利用が広がっている次亜塩素酸水について、現時点では有効性は確認できなかったとする検証の中間結果を公表するとともに、噴霧での使用は安全性について科学的な根拠が示されていないなどとして控えるよう呼びかけています。

これを受けて、米子市は市内の小中学校のすべての教室などで予定していた次亜塩素酸水の噴霧器の設置を取りやめることにしました。

市は、代わりにアルコール消毒液を購入して教室などに置くほか、市役所の窓口などにすでに設置されている噴霧器やボトルも撤去し、アルコールに置き換えたとしています。

今回の中間結果を受けて、静岡市も3つの区役所のカウンターに置かれていた次亜塩素酸水のボトルを撤去するなど、自治体などに動きが出ています。