NY株式市場 値上がり ナスダックは新型コロナ前の水準に

NY株式市場 値上がり ナスダックは新型コロナ前の水準に
2日のニューヨーク株式市場は景気の先行きへの期待から値上がりし、このうちIT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は、新型コロナウイルスの感染拡大で株価が急落する前の水準まで値を戻し、3か月半ぶりの高値を記録しました。
2日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前の日に比べて267ドル63セント高い2万5742ドル65セントでした。

またIT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も値上がりし、終値は9608.375でした。これは新型コロナウイルスの感染拡大で株価が急落を始める直前のことし2月21日の終値を上回り、3か月半ぶりの高値となりました。

IT関連企業はアメリカ経済が大幅に悪化し、株価の回復が「実体経済とかけ離れている」という指摘も出るなかでも、感染拡大による影響を受けにくいと受け止められていて、ナスダック指数はダウ平均株価を上回るペースで回復を続けていました。

また外国為替市場ではニューヨーク時間に入って急速に円売りドル買いが強まり、円相場は1ドル=108円70銭台と、2日の東京市場に比べて1円以上、円安ドル高が進みました。