政府 東京で濃厚接触者の特定進め拡大防止 夜の繁華街対策も

政府 東京で濃厚接触者の特定進め拡大防止 夜の繁華街対策も
30人以上の新たな感染が確認された東京について、政府は、濃厚接触者の特定を進め、拡大防止を図るとともに、接待を伴う飲食店関係者の感染も増えていることから、専門家と業界関係者による感染予防のガイドラインの策定を後押しし、対策を進める考えです。
東京では2日、新たに34人の感染が確認され、30人以上の感染が確認されたのは先月中旬以来となりました。

東京の感染状況について政府関係者は「様子を見ていく必要がある。社会経済活動を段階的に引き上げていく『新たな日常』ではある程度の感染者が発生するのはしかたない」と述べました。

政府は濃厚接触者の特定を進め、拡大防止を図りたいとしていて、東京都の対応を支援していく方針です。また、接待を伴う飲食店に関わる人の感染が増えていて、1日までの1週間では、感染が確認された人の3割近くにのぼったということです。

こうした中、感染予防のガイドラインの策定に向けて、専門家と、接待を伴う飲食業界の関係者による検討が2日から始まりました。政府としては、策定を後押しすることで、夜の繁華街対策を進める考えです。

一方、北九州では、同じ小学校に通う5人の児童の感染が確認されたことから、発熱などのかぜの症状がある場合は自宅で休養することや、子どもどうしの距離をあけることなどを全国の学校関係者に徹底し、学校での感染拡大を防ぎたい考えです。