ラグビー サンウルブズ 代替大会参加を断念 最終シーズン終了

ラグビー サンウルブズ 代替大会参加を断念 最終シーズン終了
ラグビーの世界最高峰のリーグ、スーパーラグビーから、今シーズンかぎりで除外されるサンウルブズは、新型コロナウイルスの影響を考慮して、来月からオーストラリアで予定されている代替大会への参加を断念し、シーズンを終了すると発表しました。2日、チームのCEOが会見して、今後の活動について説明するとしています。
スーパーラグビーは南半球のクラブチームで構成されるプロリーグで、日本代表の強化を目的に結成されたサンウルブズは2016年のシーズンから参戦してきました。

しかし、リーグがチーム数を削減するのに伴って、今シーズンかぎりでスーパーラグビーから除外されることが決まり、サンウルブズにとって最後となる今シーズンは、新型コロナウイルスの影響で3月に中断されたあと、再開の見通しが立っていません。

サンウルブズは、リーグ戦の代わりに来月オーストラリアで開催される予定の大会への参加を目指していましたが、感染拡大の影響で入国制限があることや、仮に入国できても2週間の隔離が必要なことから、大会への参加が認められませんでした。

このためサンウルブズは1日、大会への参加を断念し、シーズンを終了すると発表しました。

サンウルブズは1勝5敗の成績で最後のシーズンを終え、2日にチーム運営団体の渡瀬裕司CEOが会見して、今後の活動について説明するとしています。

渡瀬CEOは「このような形でシーズンを締めくくることとなり、大変悔しいが、世界で最もレべルの高いラグビーのリーグに参加できたことは大変光栄で、名誉あることだと感じている」とコメントしています。