5月の新車販売 大幅落ち込み 軽自動車は前年同月より52.7%減

5月の新車販売 大幅落ち込み 軽自動車は前年同月より52.7%減
5月の新車販売台数は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、軽自動車が去年の同じ月に比べて半減となるなど、大幅な落ち込みとなりました。
日本自動車販売協会連合会などの発表によりますと、5月に国内で販売された新車は21万8285台で、去年の同じ月と比べて44.8%減少しました。

このうち軽自動車は7万307台で、52.7%の減少と、減少幅が昭和43年の統計開始以来、最も大きくなりました。

また、普通車や小型車、トラックなどは14万7978台で、40.1%減少し、過去3番目の減少幅となりました。

これは、外出自粛などの影響で販売店を訪れる人が減ったことに加え、海外からの部品の供給が滞って一部の車種の生産ができなかったためです。

消費税率が引き上げられた去年10月以降、8か月連続で新車販売の減少が続いていて、業界団体では「当面、厳しい販売状況が続く可能性が高いが、緊急事態宣言の解除によって客足が戻りつつあるという話も聞こえており、今後の推移を見定めたい」と話しています。