横浜 「三渓園」など再開 観光案内所では集中回避へ対応

横浜 「三渓園」など再開 観光案内所では集中回避へ対応
緊急事態宣言の解除を受け、横浜市では、観光名所の「三渓園」や市内の観光案内所が1日から再開しています。
年間およそ40万人が訪れる横浜市中区の「三渓園」は、4月8日から休園していましたが、緊急事態宣言の解除を受けて1日に再開し、早速近所の人などが初夏の庭園の景観を楽しんでいました。
園では感染対策として、屋内の展示施設などへの立ち入りを当面中止するほか、ボランティアによるガイドを休止しています。三渓園の加藤祐三園長は「密集しやすい入り口付近で混雑をどう避けるか工夫していきたい」と話していました。
また、市内3か所の観光案内所も1日から業務を再開し、訪れた人たちが観光施設の運営状況などを尋ねていました。

神奈川県では都県の境をまたいだ不要不急の移動について引き続き自粛を呼びかけており、案内所では、催しの会場を訪れる際には密を避けるよう協力を求めるとともに、会場の様子を動画で楽しめるサービスを紹介するなどして、観光地に人が集中しないよう対応していました。

案内所を運営する「横浜観光コンベンション・ビューロー」の宮本裕子さんは「感染拡大防止と経済の回復を両立しなければならず、難しい状況です。まだまだ集中的に横浜に来てもらえる状況にはないが、施設の感染防止対策などを案内していきたい」と話していました。