北海道 旭山動物園 約2か月ぶりに営業再開

北海道 旭山動物園 約2か月ぶりに営業再開
新型コロナウイルスの影響などで休園していた北海道旭川市の旭山動物園が1日、およそ2か月ぶりに営業を再開しました。
旭山動物園は、4月上旬から夏の期間の営業準備のため休園となり、その後、政府の緊急事態宣言に伴う、道の休業要請を受けて休園が続いていました。

そして1日、およそ2か月ぶりに営業を再開し、午前9時半の開園とともに親子連れなどが訪れました。
動物園では感染防止対策として、券売所や正門の入り口など、人が集まりやすい場所で来園者どうしが一定の距離を保てるよう、2メートル間隔で立ち位置の印をつけたほか、消毒スプレーや消毒液を含んだマットを用意しました。

園内では、ことし2月に誕生した3頭のアムールトラが初めて一般公開され、来園者が写真を撮影するなどしていました。

3歳の娘と訪れた30代の男性は「娘がずっと来たがっていたので、開園してうれしい。感染防止対策がとられているので、安心して見てまわることができます」と話していました。
旭山動物園の坂東元園長は「営業を再開できてよかった。本来の動物園の姿を少しずつ取り戻していきたい」と話していました。