このうち近畿日本ツーリストでは、全国140の店舗で2か月近く休業を続けていましたが、1日から順次、営業を再開することにしました。

東京 千代田区の有楽町にある店舗では、開店前の朝礼で、客にマスクの着用を求めることや、カウンターで隣合わないよう案内することなどを確認していました。

また従業員は、フェイスシールドを着用したり透明のアクリル板をはさんだりして接客することにしているほか、店舗内のブースでオンラインの相談に応じられるようにしています。

会社では当面、車や電車で2時間程度で行ける国内の旅行商品を中心に販売していきたいとしています。

近畿日本ツーリストの三上直隆課長は「感染拡大で旅行業界は大きなダメージを受け、いつ再開できるか不安だったが、再開できて、まずはほっとしている。感染拡大の予防をしながら販売をしていきたい」と話していました。

このほか旅行大手のＪＴＢやエイチ・アイ・エスも、1日から店舗の営業を順次、再開することにしています。