AI活用し新型コロナ感染防止策の有効性分析へ 政府

AI活用し新型コロナ感染防止策の有効性分析へ 政府
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新型コロナウイルスの感染防止と経済活動の再開を両立させるため、政府は、人々の行動の変化や、屋内での設備の配置などによって、どの程度、感染リスクを下げる効果があるか、AI=人工知能を活用して分析を始めることにしています。
新型コロナウイルスをめぐって、政府は、感染拡大の防止と、経済活動の段階的な再開を両立させるため「新しい生活様式」の定着を目指す方針です。

これに向け政府は、さまざまな感染防止策の有効性を調べるため、今回の感染拡大に関連する膨大なデータを収集し、AIを活用して分析を始めることになりました。
具体的には、人と人との接触機会の削減や、手洗いやマスクの着用など生活習慣の変化に加え、飲食店や介護施設での席や空調設備の配置などによって、どの程度、感染リスクを下げる効果があるかシミュレーションし、結果を公表することにしています。

政府は、今年度の第2次補正予算案に、研究開発の費用として14億円余りを計上していて、AIの専門家や医療関係者などからヒアリングを行ったうえで、夏以降、本格的に分析を進める予定です。