先輩が持ち帰った甲子園の土 高校3年の部員に渡す 千葉 松戸

先輩が持ち帰った甲子園の土 高校3年の部員に渡す 千葉 松戸
夏の全国高校野球が中止となり、千葉県松戸市の高校では31日、野球部の監督が「甲子園を目指した日々を忘れないでほしい」と3年生の部員を激励し、過去に先輩たちが持ち帰った甲子園の土を手渡しました。
千葉県松戸市の「専大松戸高校」では部活動を休止していましたが、1日から分散登校が始まることを受けて31日、およそ3か月ぶりに3年生の部員21人がグラウンドに集まりました。

ミーティングでは持丸修一監督(72)が、「戦わずして甲子園の目標が無くなったことは残念だが、甲子園を目指し努力したことは本当にすばらしいことだ」と述べました。

そして過去に出場した先輩たちが持ち帰った甲子園の土を小瓶に分けて3年生全員に手渡し、「人生で落ち込んだ時には、この土を見て甲子園を目指して一心不乱に過ごした日々を思い出してほしい」と激励しました。

3年生の部員は開催が検討されている千葉県独自の夏の大会に向け、今後、全体練習を再開するということです。吉村京之助キャプテンは「監督からいただいたことばや仲間と過ごした日々を胸に刻んで今後の人生の糧にできるよう努力していきたいです」と話していました。