コロナで休業 旅館が特産のあんこう使ったラーメン販売 茨城

コロナで休業 旅館が特産のあんこう使ったラーメン販売 茨城
新型コロナウイルスの影響で休業している茨城県北茨城市の旅館が、特産のあんこうを使ったラーメンの販売を始めました。
北茨城市の「まるみつ旅館」は、宿泊客のおよそ9割を首都圏など県外からの客が占めますが、外出の自粛で予約が入らない状況が続いているため、先月12日から自主的に休業しています。

旅館では利用客の増加につなげようと、31日から3か月間限定で特産のあんこうを使った「あん肝ラーメン」の販売を始めました。

スープはあん肝とみそをベースに味付けし、あんこうのから揚げをのせたオリジナルのメニューで、これまではイベントや通信販売でのみ提供されていたということです。

旅館の宴会場では感染防止のため十分な距離をとって客席が設けられ、地元の人などが訪れてラーメンを味わっていました。

北茨城市の40代の女性は「イベントでしか食べられなかったラーメンを食べることができてうれしいです。とてもおいしいのでまた食べに来たいです」と話していました。

まるみつ旅館の武子能久社長は、「多くの人に喜んでもらえてよかったです。ラーメンでコロナを乗り越えていけるように頑張っていきたいです」と話していました。