空手 高校3年の「形」の全国大会 オンライン開催へ コロナ影響

空手 高校3年の「形」の全国大会 オンライン開催へ コロナ影響
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で全国高校総体が中止になったことを受けて、高体連=全国高等学校体育連盟の空手道専門部が、来月から高校3年生を対象にした「形」(かた)の全国大会をオンラインで開催することになりました。
全国高校総体の空手道は、ことし8月、群馬県で開催される予定でしたが新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止が決まりました。

これを受けて高体連の空手道専門部がかわりに3年生を対象にしたスピードや技の正確さなどを競う「形」の全国大会を来月から7月にかけてオンラインで開催することになりました。

関係者によりますと、2日から高体連のホームページで出場に必要な申し込みを受け付ける予定で撮影した形の演武の動画をメールで送り審判の採点を受けるということです。

大会ではまず参加した選手がベスト16にしぼられ、その後、ベスト8の選手が選ばれて最終的に7月中旬に優勝と準優勝の選手が決まる予定だということです。

高体連空手道専門部の近藤彰郎部長は、「インターハイが中止になり、3年生のために何かできないか模索していた。この大会に向けモチベーションを上げてもらい大学の進学などにもつなげてほしい」と話しています。

東京五輪 空手 金が期待 喜友名「すべてをぶつけてほしい」

これについて東京オリンピックの空手の「形」で金メダル獲得が期待される喜友名諒選手は、「3年生にとっては、新たな目標ができるのでいいことだと思う。3年間で学んだことや培ってきた力をすべてぶつけて頑張ってほしい」とコメントしています。