サニブラウン 世界記録の目標語る 中高生とオンライン交流

サニブラウン 世界記録の目標語る 中高生とオンライン交流
陸上男子100メートルの日本記録保持者、サニブラウン アブデル・ハキーム選手が、日本で陸上に打ち込んでいる中高生とオンラインで交流し、「100メートルと200メートルで世界記録を出したい」と話し、競技人生で目標を持つことの大切さを語りました。
アメリカのフロリダ大学を拠点に活動しているサニブラウン選手は、31日、日本で陸上に打ち込む中高生4人とオンラインでおよそ1時間にわたって交流しました。

この中で競技での目標を聞かれたサニブラウン選手は「近い目標だと東京オリンピックでの金メダルだけど、将来的には100メートルと200メートルで世界記録という大きな目標を持っている」とウサイン・ボルト氏が持つ世界記録更新という壮大な目標を掲げ中高生に大きな目標を持つことの大切さを語りました。

そして全国高校総体の中止など、中高生にとって目標としていた大会が相次いで中止になっている現状について、「たとえインターハイがなくても大学に進めばインカレがある。大学に入ったとき、『俺はすげえんだ。今まで何もやってこなかったわけじゃない』とコーチに見せるのも一つのモチベーションだと思う。自分はオリンピックが先延ばしになったが、もう1年、時間をもらえたと思っている。ポジティブに捉えて、1日1日を大切にしてもらいたい」と自身の経験に重ねながらエールを送りました。

アメリカを拠点とするサニブラウン選手は新型コロナウイルスの影響で今月25日からようやくトラックでの練習を再開したということで、今後、調整を本格化していくということです。