西村経済再生相“北九州や東京 増加傾向に危機感”新型コロナ

西村経済再生相“北九州や東京 増加傾向に危機感”新型コロナ
緊急事態宣言の解除後も北九州市や東京で新たな感染者が相次いで確認されていることについて、西村経済再生担当大臣は記者会見で、増加傾向に危機感を持っているとしたうえで、事業を再開する場合は業界ごとのガイドラインを順守して感染防止策を徹底するよう求めました。
この中で、西村経済再生担当大臣は、緊急事態宣言の解除後に、新型コロナウイルスの新たな感染者が急増している北九州市について、「かなりの程度、感染経路を追いかけられているが経路が分からない方々がいる」と述べ、現地に派遣されているクラスター班の活動などで感染経路の特定に取り組む考えを示しました。

また、新たな感染者が増加傾向にある東京について「接待を伴う飲食店での感染者が何人か出ており、危機感を持っている」と述べ、こうした業種やライブハウスについて、来週から専門家と業界団体とでガイドライン作りを目指した検討を始めることを明らかにしました。

そのうえで、「北九州市と東京は感染者数が週単位で増加傾向にあり危機感をもっている。こうした流行は起こり得ることを頭に置きながら、業界のガイドラインをしっかり踏まえ、感染防止策を徹底し、事業を再開していただきたい」と述べました。

また、西村大臣は、北海道岩見沢市の美容室で集団感染が発生したことについて、「美容業界のガイドラインを守ったうえで感染があったとすれば、どこが足りなかったのかを検証しなければいけない」と述べました。