独メルケル首相 G7サミットでの米訪問見合わせへ 新型コロナ

独メルケル首相 G7サミットでの米訪問見合わせへ 新型コロナ
6月、アメリカでの開催が検討されているG7サミットについて、ドイツのメルケル首相が現時点ではアメリカ訪問を見合わせる考えを示していることが分かり、テレビ会議形式などでの参加を模索するものとみられています。
G7サミット=主要7か国首脳会議についてアメリカのトランプ大統領は、6月にも各国首脳を招いて開催することを検討していると明らかにしています。

これについてドイツ政府の報道官は30日、NHKの取材に対し、「メルケル首相はトランプ大統領からのG7サミットの招待に感謝している」と述べました。

そのうえで、「新型コロナウイルスの全体的な感染状況を考えると、メルケル首相は現時点ではアメリカを訪問してG7サミットに出席することには応じられない」として、メルケル首相がアメリカ訪問を見合わせる考えを示していることを明らかにしました。メルケル首相はテレビ会議形式などでの参加を模索するものとみられています。

G7サミットについて安倍総理大臣は開催が決まれば現地を訪れる方向で調整しているほか、イギリスのジョンソン首相も29日、トランプ大統領との電話会談で、首脳が直接会って話し合うことが重要だとしていて、各国首脳の対応が注目されます。