議事録作成されず 政府“適切に対応” 野党“作成を”

議事録作成されず 政府“適切に対応” 野党“作成を”
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新型コロナウイルス対策を話し合う専門家会議で議事録が作成されていないことについて、政府はガイドラインに沿って適切に対応しているとしています。これに対し野党側は、対応を検証できないとして速やかに作成するよう求めていく方針です。
新型コロナウイルス対策を話し合う専門家会議について政府は、行政文書の管理に関するガイドラインで発言者や発言内容を記録するとしている会議には当たらないとして、議事録を作成していません。

政府は菅官房長官が「専門家に自由かつ率直に議論していただくために発言者は特定されない形だが、議事概要は作成して公表している」と述べるなど、ガイドラインに沿って適切に対応しているとしています。

これに対し野党側は、立憲民主党の枝野代表が「大事な会議の記録が残っていないのはとんでもない話で、政府には作る責任がある」と述べるなど、議事録がなければ政府の対応を検証できず、問題だとして、速やかに作成するよう求めていく方針です。

一方、来月17日までの今の国会の会期をめぐって、野党側からは、新型コロナウイルス対策などについて議論を続けるため延長すべきだという意見も出ていますが、与党側は、大半の法案で成立のめどがついたとして延長せず閉会したい考えです。