4月の住宅着工 9年ぶり7万戸下回る 国交省「コロナも影響」

4月の住宅着工 9年ぶり7万戸下回る 国交省「コロナも影響」
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先月、全国で着工された住宅の戸数は去年の同じ月に比べて12%余り減少し、4月としては東日本大震災の影響を受けた平成23年以来9年ぶりに7万戸を下回りました。
国土交通省によりますと、先月、全国で着工された住宅の戸数は6万9162戸で、去年の同じ月と比べて12.9%減少しました。着工戸数の減少は10か月連続で、4月としては東日本大震災の影響を受けた平成23年以来9年ぶりに7万戸を下回りました。

内訳を見ると、注文住宅を示す「持ち家」が17.4%減って2万1015戸、賃貸アパートなどの「貸家」は15.4%減って2万4976戸、「分譲住宅」は3.6%減って2万2557戸でした。

国土交通省は「4月は全国に緊急事態宣言が出たため着工に向けた手続きが滞ったケースもあると見られ、5月も戸数は減少することが見込まれる」と話しています。