山梨 「富士スバルライン」通行止めを延長 新型コロナ影響

山梨 「富士スバルライン」通行止めを延長 新型コロナ影響
山梨県は、富士山のふもとと5合目を結ぶ「富士スバルライン」について、工事に伴う通行止めを来月1日に解除する予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念する一部の自治体から通行止めの延長を求める声が上がる中、通行止めを2週間程度延長すると発表しました。
「富士スバルライン」は、富士山のふもとと5合目を結ぶ全長24キロ余りの山梨県の有料道路で、路面の修復工事の必要があるなどとして、県が先月29日から全面通行止めにしています。

県は、通行止めを来月1日に解除する方針でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、地元の一部の自治体が通行止めの延長を求めていました。

また山梨県の長崎知事も、28日の会見で富士スバルラインについて「富士山から感染症を広げてはならない。富士山のブランドを守るためどういう対応を取るのか関係者と議論して決める」と述べていました。

こうした中、県は29日、「引き続き工事の必要がある」として通行止めの期間を2週間程度、延長することを決めました。

県は、通行止めを解除する具体的な日付は示していません。