北海道はバーやスポーツクラブなど継続していた事業者への休業要請を6月1日に全面的に解除することを決めました。外出自粛要請やイベント開催も段階的に緩和するとしています。

北海道は29日、新型コロナウイルスに関する対策会議を開き、継続していたバーやスナック、カラオケボックスなどへの休業要請を来月1日の午前0時で全面的に解除することを決めました。

営業再開にあたっては事業者に対して、感染リスクを抑える新しい生活様式の北海道版、「新北海道スタイル」に取り組むとともに、業種ごとに作成されているガイドラインに沿って感染防止策を徹底するよう求めています。

さらに来月以降は、外出自粛要請も段階的に緩和するとしています。

【来月18日まで】
「ステップ1」として、
▽ほかの都府県や、
▽札幌市との不要不急の往来、
▽これまでに全国でクラスターが発生した接待を伴う飲食店やライブハウスなどの利用を慎重に行うことを求めています。

【19日からの「ステップ2」】
新北海道スタイルを実践しながら感染拡大の防止に努めるとしています。

また、イベントの開催については、
【来月18日までの「ステップ1」】
▽屋内でのイベントは、100人以下で、収容人員の半分以下、
▽屋外イベントは200人以下。

【19日から7月9日までの「ステップ2」】
▽屋内、屋外ともに1000人以下。

【7月10日から31日までの「ステップ3」】
▽屋内、屋外ともに5000人以下。

【8月1日以降の「ステップ4」】
▽すべてのイベントが開催できるよう、段階的に緩和するとしています。

ただ、感染拡大の兆しが見られる場合は対応を改めて検討するということです。

会議の中で鈴木知事は「今後は、第3波が来る想定で対策を進める必要がある。感染がいったん収束しても、新型コロナウイルスはゼロにはならない。ウイルスと共存する社会を作っていかなければならず、私たちの行動を変える必要がある」と述べました。