大阪府「コロナ追跡システム」運用開始 QRコードでスマホ登録

大阪府「コロナ追跡システム」運用開始 QRコードでスマホ登録
新型コロナウイルスの感染拡大の防止につなげるため、QRコードを使ってイベントや飲食店の利用者に感染の発生状況をメールで通知する大阪府の「コロナ追跡システム」の運用が29日から始まりました。
このシステムは大阪府がイベントや施設、飲食店などで新型コロナウイルスの感染者が出た場合に事前に登録した利用者に感染の発生を通知するために整備し、29日大阪府庁でデモンストレーションが行われました。

システムではまず、施設やイベントの担当者が大阪府のウェブサイトからQRコードを取得し、紙などに印刷して入り口などに貼り出します。

その後訪れた人が自分のスマートフォンでQRコードを読み込むと、メールアドレスを登録するサイトにつながり、入力して返信します。

そして施設で一定規模の感染が起きた場合、利用者に感染の発生を知らせるメールが届き、体調管理の注意や相談センターへの連絡を呼びかけるということです。

利用者が登録するのはメールアドレスだけで、2か月後には自動的に消去されるということで、大阪府によりますと29日午前10時までにおよそ500件の商業施設やイベントの登録があったということです。

大阪府スマートシティ戦略総務課の狩野俊明参事は「第2波、第3波の感染が発生した際にスピーディーに対処するためシステムの導入や登録をお願いしたいです」と話していました。