長崎 平和祈念式典の参列者500人規模に縮小で調整 新型コロナ

長崎 平和祈念式典の参列者500人規模に縮小で調整 新型コロナ
原爆投下から75年となることしの長崎原爆の日の平和祈念式典について、長崎市は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、平和公園での参列者を例年の10分の1程度にあたる500人規模に絞って開催する方向で、調整を進めていることが分かりました。
長崎市の平和祈念式典は、長崎に原爆が投下された8月9日に市内の平和公園を会場として毎年開かれ、去年、平和公園には被爆者やその遺族などおよそ5200人が参列しました。

ことしは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、平和公園での参列者を例年の10分の1程度にあたる500人規模に絞り、参列者席の間隔を空けて開催する方向で調整を進めていることが分かりました。

式典には例年、総理大臣や衆参両院の議長、各国の大使などを招いていますが、長崎市は今後、来賓側の意向も確認しながら、参列者の人選を進めることにしています。

また、高齢の被爆者や遺族などの体調にも配慮し、冷房設備が整った市内のホールや原爆資料館に設けている屋内会場については、感染を防ぐ対策をとったうえで例年通り設ける方向で調整を進めています。